農事組合法人岩手山麓ディリーサポートでは牛に生育に必要な質の良い混合飼料(TMR)に取り組んでいます。

TMR(total mixed rations:混合飼料)への取り組み

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TMRとはわかりやすく言うと[牛の混ぜご飯]です。
私たちは365日 [牛さんの混ぜご飯]を作っています。

如何においしく、如何に栄養バランスが良くそして健康に良いか。

牛さんの健康を通して、
口にする方達の健康や命や快適な日々の暮らしのために
[牛さんの混ぜご飯]の栄養士兼調理師が私たちの仕事です。

牧草→TMR→牛→牛乳→食卓

TMRには粗飼料と濃厚飼料・ミネラル・ビタミン等がバランスよく含まれています。岩手山麓ディリーサポートのTMRは自給粗飼料100%でリンゴ粕、しょうゆ粕、豆腐粕等を使用しています。

圃場管理部門はTMRの要。いかに良い原料を収穫するか!!

全国的にも輸入乾草を主体にTMRを製造する体系が多い中、岩手山麓ディリーサポートが製造するTMRは、牧草、飼料用とうもろこしとも組合で収穫したものを原料にしています。

TMRの品質を向上、安定させるには、原料となる粗飼料の品質向上が不可欠であるため、圃場管理部門の5名は、生産性の向上と品質の安定、資材費の削減と収量向上を目標に、毎年、土壌分析や粗飼料の成分分析結果を基に肥料内容の再検討、作業の見直し等に取り組んでいます。

粗飼料は商品である

平成21年度は、晴天が長続きせず牧草の収穫でも大変苦労しました。調製時間の短縮と低コスト、高品質をめざして設置した土壁バンカーサイロ5基を使い始めたこともあり、TMRの主体となるバンカーサイロでの調製は順調だったものの、ロールベール体系での収穫は課題が残りました。

コントラクターとして収穫したロールベール乾草は、受託先のJAを通じて地域の畜産農家に供給される「商品」です。天候が安定しない年ほど、購入希望者からは良質粗飼料が求められます。昨年の天候から得た教訓を品質の向上に活かそうと、今年からは、ロールベール体系の作業班を増員し、適期刈り取り、短時間での調製を徹底する方針です。

岩手山麓ディリーサポートは、より粗飼料の品質を高め、TMRの安定生産と地域の畜産農家に喜ばれる商品作りをめざしていきます。

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